アイスを顕微鏡でみると?

 冷蔵庫のなかでつくった氷を外に出すととけてしまいますね。これは氷は温度が0度以上では固いかたまりのままではいられないからです。こういうかたまりのもの(ちょっとむずかしいことばでは”物質”といいます)がとける温度はそれぞれのかたまりごとに決まっています。氷では0度ですがたとえばろうそくのろうなどはもっと高くて50度以上にならないととけません。ぜったいにとけそうもない鉄などでも1000度よりも高い温度になるととけてしまいます。

 しかし人が汗をかくのはとけたわけではありません。暑くなるともともと体の中にある水分が体の表面にでてきただけですね。このようにわたしたちのまわりにはとけるものととけないものがいろいろまじっているのはおもしろいですね。

 さてアイスがとけるのはどうしてかですがアイスの中には小さな氷のつぶがたくさん含まれているからです。アイスをあたたかいところにおいておくとこの氷のつぶがとけはじめてしまいます。このためアイスはだんだんやわらかくなりやがてドロドロにとけてしまうのです。

 アイスはとけていなくても口に入れるとなめらかなものやかたいものなどいろいろありますね。これはアイスの中にある氷のつぶの大きさにかんけいしています。つぶの大きさがものすごく小さいとなめらかになりつぶが大きくなるとざらざらしてかたくなってきます。

 アイスの中の氷のつぶはじつはとても小さくて虫眼鏡や顕微鏡を使ってもなかなか見ることができません。しかしアイスの中には氷のつぶだけではなく空気のかたまりや脂肪のかたまりなどいろいろなものが含まれています。それらは見ることができると思いますのでチャレンジしてみてください。

 またアイスをあたたかいところにおくと中の氷のつぶはすぐにとけはじめてしまうことも見ることがむずかしい理由です。じっさいにはアイスをとかさないで見ることができる特別なきかいを使ったり「電子顕微鏡」とよばれるもっと小さなものまで見ることができる特別なきかいを使ったりします。いろいろくふうをすることでようやく氷のつぶを見ることができるようになるのです。

 

(参考)アイスクリームの中を顕微鏡で観察した時の写真はアイスクリームのメーカーや電子顕微鏡の会社のホームページなどに掲載されていることがあります。少し難しいですがたとえば以下のサイトなどを参考にしてください。

https://www.icecream.or.jp/iceworld/qa/07.html

 

https://einstein-labo.jp/blog/%E3%82%A2%E3%82%A4%E3%82%B9%E3%82%92%E9%A1%95%E5%BE%AE%E9%8F%A1%E3%81%A7%E8%A6%8B%E3%82%8B%E3%81%A8%EF%BC%9F/

 

https://www.jeol.co.jp/solutions/applications/nano/details/20251202.html

 

(回答掲載日:2026年8月8日)