7月4日のサプライズ
中谷宇吉郎の誕生日の7月4日、粋な計らいがうれしかった。 インターネット検索サイト「グーグル」のトップ画面が雪の結晶による絵文字になり、 「中谷宇吉郎生誕113周年」の文字も表示された。うさぎとルーペの絵で「g」を表し、 ルーペに毛が1本描かれたのは、宇吉郎がうさぎの毛を核にして人工雪を作った話の暗示のようだ。
昨年は宇吉郎の没後50周年で、雪の科学館や北大、東京などで記念事業を行った。 今年は、リクシルギャラリー(東京)が「中谷宇吉郎の森羅万象帖展」を企画し、大阪を皮切りに、愛知や東京で移動展を開く。
来年は雪の科学館開館20周年の年であり、札幌国際芸術祭や、世界結晶年でも宇吉郎の出番がある見通しだ。 思いがけず新たに生まれる連携も、宇吉郎の真価とその理解の広まりが背景にある。しっかり支えていきたい。
北國新聞夕刊「舞台」(2013.7.10)
