五角形の雪の結晶は作ることができますか
雪の結晶の外形は六角形が基本構造ですが、これは雪の結晶を作っている水分子が六回対称を作るように配置されて並んでいることに起因しています。したがって、雪の結晶の外形が五角形や八角形などになることはありません。実際に、雪の結晶の写真を見ると、外形が三角形や四角形に見えるものも稀にあると思います。しかし、これらは六角形の結晶が、生成の途中で一部分のみが成長したり、あるいは落下中に壊れたりしたものにすぎないことに、注意してください。すなわち、全ての雪結晶は六角形であることが基本なのです。
また、雪の結晶の形は、生成する時の気象条件、すなわち気温と湿度で変化することが明らかになっています。しかし、その他の環境条件(たとえば、気圧、電場、空気に流れ、大気中の不純物などさまざまあります。)が変わると、通常では見られない形の結晶が現れることも知られています。しかしこれらも、水分子の配列そのものに影響を与えるわけではないので、基本的に六角形の範疇に収まるものです。したがって、質問にいただいたような、五角形や八角形などの雪の結晶は、天然であっても人工的であっても出現する可能性はありません。
一方、オーナメントなどでは、六角形だけではなく、四角形や五角形、さらには八角形などの結晶パターンも雪の結晶と呼んでいることは多々あります。これは、単にデザインとして作られたものですので、実際の雪の結晶の形とは特に関連はありません。デザインとして美しいものであれば、特に六角形だけにこだわる必要もないと思います。
(回答掲載日:2026年4月17日)
