北大低温研×雪の科学館 特別レクチャーシリーズ 科学の心をさがす旅 vol.1『地球の水と生命の起源を探る― 宇宙からのメッセージ ―』

2023年7月22日(土)10:30~12:20

この講演会は、北海道大学低温科学研究所と中谷宇吉郎雪の科学館の連携協定に基づくものです。

 

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日    時:2023年7月22日(土)10:30~12:20

対    象:どなたでも(中高生から大人まで)

会    場:中谷宇吉郎雪の科学館 映像ホール および YouTubeライブ配信

 

ご参加を心よりお待ちしております。

講演1 

『地球に存在する水や有機物のルーツを探る― 宇宙の氷微粒子がその工場だった —』

 

講師:北海道大学低温科学研究所 所長  渡部 直樹

 地球に存在する水や有機物はいつどこでできたのでしょうか?実はその誕生の地は、恒星や惑星が形成する遙か以前の極低温の宇宙空間にあります。そこには1mmの1万分の1程度の大きさの氷微粒子が大量に浮遊しており、その氷微粒子こそが多種多様な分子を生成する工場になっています。

 講演では、宇宙における分子の進化(原子や簡単な分子が複雑化していく過程)と氷微粒子の役割について、やさしく解説します。

講演2

『地球の生命のルーツを探る―「はやぶさ2」のもたらしたリュウグウサンプルでわかったこと―』

 

講師:北海道大学低温科学研究所 准教授 大場 康弘

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 2020年12月、小惑星探査機「はやぶさ2」は往復52億キロメートル余りの飛行の末、小惑星リュウグウで採取されたサンプルを地球に送り届けました。総重量5.4gのリュウグウサンプルには、たんぱく質の構成成分であるアミノ酸や、遺伝子RNAの構成成分ウラシルなど、我々生命に不可欠な有機物が含まれていることがわかり、高い注目を集めました。こうした地球外物質に含まれている有機物が、地球上での生命の誕生に密接な関係があるという仮説も提唱されています。

 講演では、リュウグウサンプルの分析で分かってきた最新の成果とともに、地球生命の起源についても分かりやすく解説します。

●本講演会のアーカイブ動画は下記URLよりご覧いただけます。

 是非ご視聴ください。

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更新日:2023年06月15日